工場の検査員から派遣社員を経て、SNS活動一本に転身したびせい。活動のきっかけは、居酒屋でのカラオケ中に突然声がハスキーに変わったこと。その予想外の出来事を武器に変え、TikTokで存在感を示した彼女がいまYouTubeに新たな居場所を見つけた理由、「自分に正直でいること」へのこだわり、そして28歳の今感じる不安と希望を聞いた。
あの夜、声が変わった。それが、すべての始まりだった
ー 今の活動を始める前は、どんな生活をしていたんですか?
びせい:工場で検査員として働いていたんですよ。その後派遣社員になって。今から思うと全然違う世界なんですけど、当時はそれが普通でした。
ー SNS活動を始めたきっかけは?
びせい:居酒屋で飲んだあとにカラオケに行ったら、急に声がハスキーに変わってしまって。病院に行って手術も受けたんですよ。ちょうどその頃、知人3人からも「SNS活動やってみたら?」って声をかけてもらっていて。そのタイミングで知人と喧嘩もして、「もう好きにやる!」みたいな気持ちでTikTokを始めました(笑)。きっかけって、計画じゃないところから来るんですよね。
ー 最初の配信はどうでしたか?
びせい:動画を投稿したらフォロワーが増えて、ライブ配信もできるようになって。初めてのライブで約7,000コイン相当のギフトをいただいたときは、本当に驚いたし、うれしかった。「自分を見ていてくれる人がいる」って実感できた瞬間で、あれがなかったら続けていなかったと思います。あのギフトが、今の私をつくってくれました。

「自分のリアル」が、誰かの心を動かす
ー YouTubeでどんなコンテンツが特に反響がありましたか?
びせい:自分のリアルな体験や、ちょっと恥ずかしいくらい正直な話を包み隠さず語る動画が特に反応よかったですね。自分でも「これ話していいのかな…」って思うくらいのことを出した方が刺さるみたいで。ハスキーになったエピソードも、ずっと話してなかったんですけど、公開したらすごく反響があって。
ー 正直に話すことへの怖さはないですか?
びせい:最初はちょっとありました。でも、飾った話より本当のことの方がちゃんと伝わるって体感してからは、怖くなくなってきて。自分のリアルを話すことが、誰かにとっての「私だけじゃないんだ」ってなってくれたらいいなって思うようになりました。弱さも失敗も、話す価値があると思っています。
ー 企画はどうやって考えていますか?
びせい:他のクリエイターの動画を見て「自分もやったら面白そう」って思ったものを試したり。昔はベッドでカルボナーラを食べるような、誰もやらない企画を一人で考えたりもしてました(笑)。何をしたらいいか迷うこともあって、それは今も向き合っている課題です。でも、迷いながらも出し続けることが大事だと思っています。

自分のペースを見つけたら、もっと自分らしくなれた
ー ライブ配信のペースが変わったのはなぜですか?
びせい:以前は毎日やっていたんですけど、続ける中で「自分が一番活き活きできる形って何だろう」って考えるようになって。ライブ配信は熱量がダイレクトに伝わるのがいいところで、今でも大好きなんですけど、自分のリズムをもっと大切にしながら長く続けるために、今は2週間に1回くらいのペースに落ち着いてきた感じですね。
ー そこでYouTubeに力を入れるようになったんですね。
びせい:YouTubeって、作ったら完結するじゃないですか。「今日これができた」って積み上げていける感覚があって。自分のペースで丁寧にコンテンツを作ることが、結果的に見てくれている方にも伝わるんじゃないかと思っていて。自分の状態を大切にしながら発信する方が、私らしいものができる気がしています。
ー その気づきはクリエイターとして大きな変化でしたか?
びせい:大きかったと思います。無理しているときと、ちゃんと楽しめているときって、コンテンツにも出てくると思うんですよね。本当に楽しんでいるときの動画の方が伝わる気がして。だから今は、自分の状態を整えることも、活動の一部だと思っています。
ひとりで作り、ひとりで悩む。それでも前を向ける理由
ー 動画編集もすべて自分でやっているそうですね。
びせい:はい。企画作りから編集までやっています。自分で全部できるのは自由でいいんですよ。ただ、撮影場所がなかったり、撮ってくれる人がいなかったりという壁もあって。料理系とかいろんなコンテンツ動画をやってみたいんですけど、環境がまだ整っていなくて。ひとりでやることの限界を知ることも、前に進むためには必要だと思っています。
ー 誰かと一緒に作ることへの思いは?
びせい:一緒にコンテンツを考えてくれる人がいたら絶対いいと思っていて。マネージャーをつけることへの抵抗もないし、「こういうのやってみたら?」って言ってくれる人がいたら、もっと面白いものができる気がする。一人でやれることには限りがあるけど、それを知ったからこそ、誰かと組んだときの可能性がすごく楽しみです。
ー MBTIがISFP(冒険家)とのことですが、活動スタイルに出ていますか?
びせい:「この瞬間を大切にする自由人」って感じなんですよ(笑)。ルールに縛られるのが得意じゃなくて。でもその分、「今これがやりたい」って気持ちには素直に動ける。スケジュール通りにこなすより、自分の中から湧いてきたものを出す方が、私らしいコンテンツになると思っています。

28歳。不安も夢も、全部持ったまま前に進む
ー 正直、将来への不安はありますか?
びせい:あります、正直に(笑)。今28歳で、この先のことを漠然と考えることもあって。結婚もできるならしたいし、この活動がずっと続くとは言い切れない。でも、その不安をぜんぶ抱えながらも、今見てくれている方がいる限りは続けたいって気持ちの方が大きくて。不安があるからこそ、真剣にやれる気もしています。
ー 今後の活動の方向性は?
びせい:YouTubeをもっと充実させていきたいですね。FANMEのサブスクリプションが始まったら、応援してくれるファンの方とより深く繋がれる形も作っていきたい。一歩一歩ですけど、自分のやり方で積み上げていきたいと思っています。

ー 最後に、見てくださっているファンの方へメッセージをお願いします。
びせい:いつも見てくれて、本当にありがとうございます。TikTokやYouTubeでこれからも自分の話をどんどん出していくので、ぜひ一緒に見てほしいです。見てくれている方がいると思うだけで、前に進める。それって、すごいことだと思うんですよ。みなさんの存在が、私の活動の原動力です。これからもよろしくお願いします!

工場からひとりで歩み始め、予想外の出来事さえも自分の武器にしてきたびせいさん。不安も迷いも隠さず、それでも「自分に正直でいること」を選び続ける姿は、応援するファンの気持ちをより強くするだけでなく、活動に悩むクリエイターの背中をそっと押してくれるンミ!自分のペースで、自分らしく。そんな生き方を体現するびせいさんの次の一歩が、今から楽しみだンミ!


びせい
経歴: 工場での検査員、派遣社員を経てSNS活動を開始。居酒屋でのカラオケをきっかけに声がハスキーに変わり、その個性を武器にTikTokでフォロワーを獲得。初めてのライブ配信でギフトを受け取ったことを機に、クリエイターへ転身。現在はYouTubeにも注力し、リアルな体験談を軸に活動中。
SNS:TikTok・YouTube・Instagram

