「スクイーズを切る」——そんな一見もったいないコンテンツで10年間、多くのファンを魅了し続けているのがレンボチャンネルだ。今年10月22日に活動10周年を迎えるレンボさんは、実はYouTuberになるつもりが全くなかったという。UFOキャッチャーにかけたお金を取り戻したい——そんな現実的な動機からスタートした活動が、なぜ登録者40万人を超えるチャンネルへと成長したのか。素顔とはまったく異なる「完全にYouTubeのためのキャラ」を生み出した理由から、10周年に向けた意気込みまで、じっくりと語ってもらった。
UFOキャッチャーから始まったクリエイター活動

ー クリエイター活動を始めたきっかけを教えてください。
レンボ:正直面白くないかもしれないんですけど、YouTuberになろうとは思っていなかったんです。最初の投稿はスクイーズじゃなくて、UFOキャッチャーの動画で。ゲームセンターにはまっていたんですが、100円入れてなかなか取れなくて、気づけば500円、1000円ってお金をかけてしまって(笑)。動画を上げている人がいると知って、収益化できればそのお金が少し返ってくるかなという感覚で始めたのが最初ですね。
ー スクイーズに転換したのはどういった経緯でしたか?
レンボ:UFOキャッチャーの景品にスクイーズが入ってくるようになって、ちょうど世の中でスクイーズのブームが来たんです。動画の再生数を分析していたら、スクイーズの方が伸びそうだなと判断して切り替えました。その後、今年の10月22日でちょうど10周年になります。
「スクイーズを切る」着想のきっかけ

ー 「スクイーズを切ってみた」という動画はどうやって生まれたんですか?
レンボ:日本ではスクイーズを切っている人がほとんどいなかったんですよ。リスクもあるし、イメージ的にも切ろうとする人はあまりいないと思うんですが、海外で切っている人がいたんです。それを見て「あ、中身があるんだ」となって、自分も投稿してみたらすごく反響があって。そこから続けることになりました。
ー 視聴者の反応によって今のスタイルが生まれていった感じですか?
レンボ:そうですね。中身を見られて「こうなってたんだ、教えてくれてありがとう」「もっと切ってほしい」っていう視聴者の声によって、自然とスクイーズを切るチャンネルになっていったという感じです。自分がなりたいようになったというより、みんなによって出来上がったチャンネルというか。それが楽しいんですよね。
チャンネル名「レンボ」の由来
ー 「レンボ」という名前にはどんな由来があるんですか?
レンボ:「レンタルボックス」の略なんです。最初はYouTuberになるつもりがなかったので、名前も適当に決めようと思っていて。たまたま道を歩いていたらレンタルボックスの施設が目に入って、そこに「レンボ君」というキャラクターがいたんです。「レンボ」という響きがなんかいいなとしっくり来て、チャンネル名にしてそのまま来てしまいました。本名とは全く関係ないですし、今でもごく一部のファンしか知らないと思います(笑)。
完全にYouTubeのために作ったキャラクター
ー 動画での独特な喋り方やキャラクターは、どうやって生まれたんですか?
レンボ:一言で言うとインパクトですね。本当に普通の男性として育ってきたので、あのキャラクターは完全にYouTubeのために作ったものです。初投稿からずっとあのキャラで通しています。「どうせ誰も見ないからふざけていいでしょう」みたいな気持ちで始めたところもあって。そこから試行錯誤しながら今のスタイルに落ち着いた感じです。
ー 実際にお会いするとかなり落ち着いた印象ですが(笑)。プライベートでも活動は秘密にされているんですか?
レンボ:友達には一切言っていないです。YouTubeをやっていることも、動画を見ても多分気づかないだろうなと思っていて(笑)。風の噂でどんどん伝わっていくのが面倒なので、もうリスク管理として徹底して言わないようにしています。
着ぐるみが守ってくれた10年間
ー 10年間続けてきて、しんどかった時期はありましたか?
レンボ:ほぼないですね。なぜかというと、動画のキャラクターは「着ぐるみ」みたいなものなんですよ。そのキャラに文句を言われても、中の自分には関係ないなっていう感覚で活動できているので。例えば「声がキモい」って言われても、それは着ぐるみのレンボへの言葉であって、素の自分ではないじゃないですか。そこの住み分けができているから続けられているんだと思います。
ー それは他のクリエイターとは違う強みですね。
レンボ:そうかもしれないですね。このキャラを作ったことが本当に良かったなと思っています。もし素の自分で発信していたら、アンチコメントへの耐性は全然違っていたと思うので。
10年間で見えてきた視聴者たちの姿

ー チャンネルの視聴者層はどんな感じですか?
レンボ:大半は女性で、スクイーズという商品の性質上、女の子の視聴者が8〜9割ですね。面白いのが、スクイーズがブームだった頃に小学生だった子たちが、今は高校生・大学生になって「懐かしい」と戻ってきてくれる世代がいるんです。それと今の小学生たちが新規で入ってきているという、2層の構造になっているイメージです。
ー オフ会を開催した時の様子はいかがでしたか?
レンボ:30人ちょっとの参加で、正直小学生が親御さんと来るのかなと思っていたんですが、意外と大人が多かったんです。昔から応援してくれている、懐かしいと感じている世代の方々が中心で。それはレンボさん本人のことが好きで応援してくれているファンの方々だったんだなと実感しました。
FANMEで広がる可能性
ー FANMEを使ってみての感想を聞かせてください。
レンボ:使いにくいという点はないですね。最近アクリルキーホルダーが販売できるようになって、すごく嬉しかったです。もう「ついに!」という感じで、早速作っていただきました。こうやってどんどん進化していくのがありがたいですね。
ー 今後FANMEでやってみたいことはありますか?
レンボ:できるかどうかわからないですが、オリジナルのスクイーズが作れたら最高ですね。スクイーズを切る動画をずっとやってきているので、自分デザインのスクイーズがあったらファンの方も喜んでくれるんじゃないかと思っています。
10周年に向けた目標とファンへのメッセージ

ー 今後の目標を教えてください。
レンボ:今は10周年に向けた準備期間という感じで考えています。10月22日の10周年までに登録者を40万台から50万人に近づけて、そこから来年2027年に向けて投稿頻度を思いっきり上げて、100万人を目指したいというのが目標ですね。今の投稿頻度には正直満足していないので、来年以降はもっとペースを上げていきたいと思っています。
ー 最後に、ファンの方々へメッセージをお願いします。
レンボ:いつも本当にありがとうございます。今年は10周年という大きな節目になるので、ぜひ期待していてください。これからも一緒に楽しんでいきましょう!

レンボ
経歴:UFOキャッチャー動画をきっかけに2015年よりYouTubeを開始。スクイーズブームの到来とともにスクイーズを「切る」破壊系コンテンツに転換し、今年10月22日に活動10周年を迎える。大学卒業後に副業として始め、収益安定を機に専業YouTuberへ。撮影・編集・サムネイルまで全て一人で担う。登録者数40万人を超え、来年中の100万人達成を目指している。
SNS:YouTube / TikTok / X

