「宇宙のちりとなれ」——そんなユニークなキャッチフレーズを持つクリエイターが、TikTokのディズニーファンたちの間で熱い支持を集めている。ミッキーマウスのぬいぐるみを使ったコメディ動画で知られる夢の国のおさ(じぇんた)は、2020年にTikTokを始め、わずか3本目の投稿で約600万再生を記録。独自のキャラクターと世界観でファンを笑顔にし続ける彼に、活動の原点から今後の夢まで、たっぷりと語ってもらった。
コロナ禍で生まれた「夢の国」への挑戦

ー TikTokでディズニーコンテンツを始めたきっかけを教えてください。
夢の国のおさ:もともと音楽活動をしていたんですが、コロナ禍で活動が難しくなってしまって。「何か新しいことを始めたいな」と思っていたときに、TikTokでのディズニーコンテンツが目に入ったんです。ディズニーパークは子どものころからずっと大好きだったので、そこをテーマにしたコンテンツなら続けられると思って、2020年に始めました。
ー 最初から反響はありましたか?
夢の国のおさ:最初の2本は大きな反響はなかったんですよ(笑)。でも3本目に投稿した動画が転機になりました。ミッキーマウスのぬいぐるみがパレードの時間に間に合わないという、わずか15秒のシュールなシチュエーションを描いたら、約600万再生を記録して。「面白い」「元気になった」というコメントをたくさんいただいたので、このスタイルでもっと多くの人を楽しませたい!という気持ちになりました。
個性豊かなキャラクターたちの誕生

ー ミッキーのぬいぐるみを使うスタイルはどうやって生まれたんですか?
夢の国のおさ:元々、周りから「めっちゃ似てる!」て言われるほどミッキーマウスの声真似は得意だったのと、誰もが知るキャラクターだったので、「よし、ミッキーマウスの声真似でいこう!」てなりました。でも、顔を出して演じるのが恥ずかしくて(笑)
そこで、ぬいぐるみを使って喋ったら自然に演じることができたので、ぬいぐるみ主役で行こう!てなりました。生の人間よりもぬいぐるみでやった方が観る人もディズニーの世界観に浸りやすいと自分なりに思ったのでこうなりました。
ー 「ちりストファー・ロビン」というキャラクターも登場しますよね。
夢の国のおさ:ちりストファー・ロビンは、創作のスランプで行き詰まっていたときに生まれたキャラクターです。新しいことをやらなきゃというプレッシャーの中で、思い切って白塗りで自分の顔を出してみたら、意外と反響があって。あの時期があったから今のスタイルが完成したと思っています。スランプがなければ生まれていなかったキャラクターですね。
ー 現在はどんなキャラクターたちが登場しているんですか?
夢の国のおさ:最初はミッキーマウスだけでしたが、今ではディズニーキャラのぬいぐるみやおもちゃで8体と、ちりストファー・ロビンなどの人間のオリジナルキャラ3人で合計11役を1人で演じています。
それぞれ演じる声や性格も違うので、見てくれているファンの方は、「推しキャラ」を選んだり楽しんでくれています。そんな応援のお陰でキャラクターが育っていってる感じがして、とても嬉しいです。
「宇宙のちりとなれ」に込めた想い

ー チャンネルのキャッチフレーズ「宇宙のちりとなれ」はどこから来たんですか?
夢の国のおさ:もともとはディズニーパークでお友達と遊んでいるときに使い始めた言葉なんです。最初はちょっと挑発的なニュアンスで使っていたんですよ(笑)。「お前なんか宇宙のちりになってしまえー!」みたいな感じで笑。
ー それがポジティブな言葉に変わったんですね。
夢の国のおさ:そうなんです。元々、観る人に元気になってほしいという想いがあったので、キャッチフレーズには「僕らは宇宙から見たら塵(ちり)みたいに小さな存在だけど、1人1人に感動や物語がある。だからみんな素敵な存在なんだよ。」というメッセージを込めて発信し続けてきました。
そうしたら、ファンの方から「ポジティブになれた」という声をいただくようになったり、逆にファンからそのまま言葉を返されて勇気付けられたりもしましたね。元がネガティブなので、このメッセージを通じて、実はけっこう自分自身に伝えたい想いだったりしています笑
なのでこれからも伝えていきたいです。
全部ひとりで作る「じぇんたあーと」

ー グッズのイラストもすべて自分でデザインしているそうですね。
夢の国のおさ:はい、キャラクターのデザインから、グッズのイラストまで全部自分で作っています。アート活動は「じぇんたあーと」という名前で活動もしているんですが、デザイン等は外注すると自分のイメージと微妙にズレてしまうこともあるし、自分で作った方が愛着も湧くんですよね。ファンの方に届けるものだから、妥協したくなくて。
ー クリエイターとしての収益化はどのように進めていますか?
夢の国のおさ:TikTokでの広告案件と、グッズの売上が主な収益源です。広告は、ディズニー公式のPR案件でコラボする機会もいただいていて、僕自身だけでなくファンの方も本当に喜んでもらえて、とても嬉しいですね。
グッズは自分でデザインしているので、お客様が買ってくれて喜んでくれた時の達成感はとても大きいです。これからも、たくさんの人が受け取ってくれて喜んでもらえるようなグッズを作って、成長していきたいですね。
FANMEと、これからの挑戦
ー FANMEを使ってみての感想を聞かせてください。
夢の国のおさ:特に使いにくいと感じる点はないですね。サブスクリプション機能には興味があって、もっとディープなコンテンツをお届けできないかと考えています。グッズ購入やファンとのコミュニケーションだけでなく、サブスクを通じて「夢の国のおさワールド」をより深く体験できる場所にしていきたいと思っています。
ー 今後挑戦してみたいことはありますか?
夢の国のおさ:やりたいことはたくさんあります!音楽はもともとやっていたので、別のTikTokアカウントで静かに再開しているんです。あとは声優にも挑戦してみたいし、ゲーム実況も気になっていて。でも根っこにあるのはいつも同じで、自分の作るもので人を笑わせたり元気にしたりしたい。明日も頑張ってみようと思ってもらえるきっかけになりたい、という気持ちです。
ファンへのメッセージ

ー 最後に、ファンの方々へメッセージをお願いします。
夢の国のおさ:1人1人が素敵な存在であることに気づいてほしい。それを伝えていくのが自分の役割だと思っています。「宇宙のちりとなれ」という言葉が、明日への希望になってくれたら嬉しいです。これからも一緒に「夢の国のおさ」を楽しんでいきましょう!

夢の国のおさ(じぇんた)
経歴:音楽活動を経て、2020年よりTikTokでディズニーコンテンツの発信を開始。ミッキーマウスのぬいぐるみを使ったコメディ動画が3本目の投稿で約600万再生を記録し、一躍注目を集める。「宇宙のちりとなれ」をキャッチフレーズに、ミッキーキャラや白塗りの「ちりストファー・ロビン」など独自のキャラクターを展開。グッズのイラストもすべて自身が手がける「じぇんたあーと」としても活動中。
SNS:TikTok・Instagram

